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いじめ
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作詞 燐鎖 |
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いつも心の不安を隠して過ごして来た毎日
頭の中はいっぱいで考え事が納まらない
ただ自分が壊れていくことを客観的に眺めていた
体の中のちっぽけな私が悲鳴をあげる
「助けて…出して…!」
誰にも聞き取れないようにか細い声で
悪口・罵倒だけが取り巻いた生活は
確かに自分の心を暗い谷底に落としていったんだ
存在を否定されることもすっかり慣れてしまっていく
噂\を聞くたび揺れる心
絶対違うと自分で決め付けた
友達でさえも信じられなくなり
心はぼろぼろに傷つき涙を流していた
毎晩見る悪夢でさえ現実よりも酷くないわ
考え込んだ後には自己嫌悪
だから ただ自分が悪いと納得させた
泣くことは恥ずかしいと思っていた
辛くても一人ではないと泣けなかった
弱い部分は親にさえも見せれなかった
嫌なことから逃げようとしている
自分に気づいたその時
いつの間にか灰色に染まっていた雲から
黄金色の光が差し込んだように見えた
原因不明の嵐はきっと
自分の想いの所為だって気づいた
どしゃぶりの空はいつかきっと晴れていき…
「今までごめん」
その一言で心の鎖から開放されたよ
溜めていた涙が訳もなく今溢れ出した
人を傷つけて生きていく意味は謎だけど
”ヒトってそういうものじゃない”
そんな単純が事が今やっと理解できたんだ
不幸が幸福に変わる日はいつも決まってハレの日
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