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溺れた魚
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作詞 シズク エヴァーグリーン |
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曇る視界
虚ろな景色
ゆらゆら揺れて
何処へ行く
視界に刻む
あなたの姿
ああ、私はきっとそう
どんどんどんどん
侵されて
食べられて
消えてゆくのでしょう
この思いが
忘れ去られるその日まで
見上げた夜空は
空の星さえも見えなくて
雨音に押し込められ
これが私の世界の果て
あなたがいる実在は全て彼方に
無人の世界、霧と雨の世界
なのに心は乾いてばかり
燃えてゆく海
溺れた魚
私の存在は何処へ
本当は、
あなたの声なんか聞きたくなかった
本当は、
あなたの顔さえも見たくなかった
あなたの領域には近づけないから
月をつかむ鳥のようなあなただから
私のような溺れてゆく魚を
見ることはないのでしょうね
あなたに与えられた物は
たくさんの敗北感。
雨の中、佇む私を見つけてくれるのが
あなたであると、せめて。
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