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イエナカッタコト
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作詞 渡辺朋美(ワタナベトモミ) |
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家が近くて 幼馴染で
幼稚園からずっとずっと一緒で
顔合わせば文句言い合って
こんな関係よくドラマで出てくるけど
実際俺らもそんな関係
「中学の時やったなあ、お前ら付き合ってるんちゃうんかって言われて、お前必死に本気で否定して。
俺は拗ねてしばらくお前と喋らへんかったわ」
付き合ってないよ、って必死に否定してるお前見たら
俺だって否定してたけどなーんか変な気分やったわ
「珍しくお前が学校休んで、プリント届けに行ったんや。
めんどくさかったわー。何でお前のために俺が働くねん」
学校でお前がいーひんと、ものたりんかったわ。
学校でケンカしーひんの、珍しいからな。
「高校入ったら誰やらに付き合ってって言われたんやって?断ったらしいなあ。お前が告られるなんて珍しいことやのに」
断った、って聞いたらちょっと安心したわ
「・・・お前もうすぐいーひんくなるんやろ」
昨日、おばさんに聞いた。
なんやお前、俺に一言も言うてへんやったやんけ。
何も言わずに出ていこう思ってたんか?
「お前と付き合うことなんかないわ。タイプが違うねん。
もープリント届けに行かんでええわ。めんどいねんアレ。
お前なんかと比べもんにならんような可愛い彼女作るねん。」
口は言いたくないことほど、スラスラしゃべりよる。
俺はお前のこと好きやったよ。なかなか気づかへんかっただけやな。ケンカばっかしとったし。
プリント届けに行ったらお前が案外元気そうで安心したわ。
可愛い彼女?高校入ってもう2年や、今更できひんやろ
謝ることはたくさんある。お礼も言わんと。
あと・・・楽しかったことと、おもろかったことと、
ちょっとムカついたことと、心配なことと、
好きなことと。
全部言えへんかった
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