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鶴
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作詞 ブタ |
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「ぷつり」と白い糸が切れて
「ぽとり」とボクが落ちる
仲間は近くにいるのに
オシャベリに夢中で
誰も助けてくれない
そう、ボクは何時も「独り」なんだ
仲間なんて本当はいない
白い空に舞い上がった
999羽の紅い鶴たち
鶴たちが見ているのは「明るい明日」
でもボクには灰色の地面しか見えない
冷たい地面に澄んだ空
何もかもが愛しく
何もかもが淋しい
一人の男の子が近づいてきた
お母さんに手を引かれて
どうか、気づいて
「コツコツ」と歩いてきて
「ぐしゃり」と踏まれたボクの身体
仲間達はもう遠く
米粒くらいの大きさ
誰も助けてくれない
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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