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独り
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作詞 リゲル |
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何だろう?この感じ
誰か呼んでいるのかな?廃れたこの街
僕独りのはずなのに
歪んだ現実、捻れた真実
何が本当で嘘なのかここじゃ何も分からない
何の暖かみもないビル街
誰もいない造形物で
街路樹もすべて枯れて・・・
廃ビルの屋上
独り月を眺めていた
手が届きそうで届かない
誰かいるならもう一度 僕を呼んでくれないか
朝から雨だった
暗い世界が続いてく
濡れながら歩いた
誰もいないこの街を
寒い夜空、上弦の月
お前も独りぼっちなのか手をのばせど触れられない
何もありはしない足元
冷たいコンクリートが続く
頬を伝うはずの涙も涸れて・・・
水たまりの中
小さな月が揺れている
両手ですくい上げたはずが
そこに月はいなかった 空の月は雲に隠れた
風が枯れた木葉を運んでゆく
僕の枯れた言の葉も運んでくれないか
誰に届いてもいいから
また誰かが呼んだ
気のせいなんかじゃない風が運んだものだろうか
その声は遠く儚く
だけど確かに聞こえた
夢の中のぬくもり
そこで誰かが微笑んでいる
夢から覚めた僕は
現実をあらためて知り、叫ぶことしかできなかった
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