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月夜に立つ若き人
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作詞 天雲明 |
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月夜の下
月光に照らされる
鋭き眼光
眉をしかめ
大地をただ睨みつける
暗き闇に浮かぶ
若き身体
その眼に見るは
恐怖が支配する血溜りの世界か
それとも
優しき人の意思と美しき世界か
右腕は何かを掴もうともがき
左腕は何かを守ろうと力強く握りしめ
両足は大地を踏みしめ
堂々としかし少し震えながら
激しくそして優しく全てを包み込む闇が微笑む
信念硬くその広い背中には己の意思が浮き上がる
若き人よ
なぜそれほどまでに悩む
若き人よ
なぜそれほどまでに悲しむ
若き人よ
なぜそれほどまでに全てを憎む
若き人よ
なぜ一人強くあろうとする
若者よ
君は僕だ
その存在も悲しみも苦しみも
若者よ
ただ生きてみよ
世界が汚れようとも
人が腐りきろうとも
君は見続けねばならない
この世界を
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