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雪ふる中 お前は現れた―\ 〜ある冬の日の物語〜
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作詞 Sae☆ |
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寒い冬のある日
雪が降る中 俺とお前は出会った
雪の妖精みたいに
白い服を着て 俺の目の前に スッ と現れた
歩いてた俺の足は止まり
その代わりに 心臓の音が大きく動き出した
少したつとお前は そっと俺に微笑んだよな
お前は笑っても どこか寂しいような
不思議な笑顔を見せた
お前が いったい誰なのか俺は知らなかった
けどな 俺
一目見ただけで お前を好きになったんだよ
そのあと 一緒に話したよな
お前の声は 小さな少し弱々しいような声だった
長い髪 小さな声 どこか寂しげな表\情
・・・・・・不思議だった
話を聞いて お前には
住む所も 居場所も 友達もいないってこと
初めて知った
でも その時はまだ 本当のことは知らなかった
しばらく話して 1時間ぐらいがたっただろう
そしたらお前は
じゃあまたね と言っていきなり立ち上がった
そして 俺の方を振り向いて微笑んだ後
お前は最初と同じ様に スッ と消えていった
俺は一瞬 すごくびっくりして
目をこすった
何が起きたかわかんなかった
でも 雪の積もった地面に 文字が浮かんでいた
「ありがとう」って
一体なんだったのかわかんない
でも俺はその後に知った
ここには
ある雪の日に遭難してココで死んだ女の子の霊が
仲間を捜し求めて でるってことを―\
つまり 俺が会ったのは―\
・・・・・・
―\最初 俺は信じられなかったが
今では信じている
また会えたらいいなって思ってる
お前の あの
寂しさを秘めた 素敵な笑顔
今でも ずっとそのお前の表\情が
俺の頭の中に 何一つ欠けず 記憶に残っている
そして
冬になって 雪が降ると
また思い出しちゃうんだよな・・・・・・
―\お前のこと。
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