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──網目
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作詞 水帆 |
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ごめんね
笑顔でそういい続ける自分
困らせたくなかったんだ
最後までキミに心配させたくなかったんだ
もう・・・キミに迷惑をかけるのはやめよう
そう決めたんだ
楽しかったあの思い出も
嬉しかったあの月日も
もういっそ全て忘れてしまえればいいのに
そしたらココで血迷うコトなんてないのに
メロンのような緑の網目に
固い針金
そこに背中をあてて下を除いている私は
とても惨めで
嫌だった
網目に指を絡ませて足を震わせている私は
とても醜くて
嫌いだった
困らすコトしか出来ない私を
好きになってくれたあなたも信じられなくて
悩ますコトしか出来ない私を
好きになってくれたあなたを恐れていて
そんな私だから仕方なく
網目から手を離そうと思ったの
そんな私だから仕方なく
足元を空気だけにしようと思ったの
網目を足で蹴って
空にとんだ私はやっと自由になれた気がした
その時初めて人間は何かわかった
もう・・・手遅れだけど
もう・・・キミには会えないけど
人間とは笑い合える人間と出会えた時から
心から人と呼べるものになれるのだろう
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