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冬の雨
作詞 Wave
ありふれた街で 僕らは出会って
不器用な僕はそっと 君に手を伸ばした

ありふれた唄が 僕らを見つけて
不器用な僕はずっと それを唄っていた

君は 僕の手が届く前に行ってしまうけど
僕にはそれさえ 愛しく思えた

風が君を連れて行く前に その手に触れさせて
その悲しいほどの温度が 消えていくその前に

ある晴れた朝に 僕らは出会って
申し訳なくて 少しの距離を置いた

雨の降る夜と 僕らは出会って
傘なんてなくて 少し距離が近くなった

君は 僕の手が届く前に行っちゃったけど
僕は馬鹿だから 受け入れられなくて

日々がひとつ流れていくたびに 君を探すんだ
この虚しいほどの温もりが 残っているうちに

寂れた駅前 冬の匂い
汚れた水溜り 雨の匂い

まだ覚えている まだ失くしていない
わかっているよ でももう一度だけ

ありふれた街で 僕らは出会った
不器用なあの季節と 消えない温度に

風が君を連れて行く前に その手に触れさせて
ああ 悲しいほどに温度が 消えていく

日々がひとつ流れていくたびに 君をなくしていく
この愛しい愛しい痛みだけが 残っている

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2012/09/29
ジャンル その他
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コメント こういうの、久々に書きました。
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