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時空を超えたカウンセリング
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作詞 歌雨舞衣 |
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ここは 平成18年
日頃のストレスや人間関係 何もかもうまくいかなくなって
私は ついに行動に出た
前から食べたかった パンケーキ 高くて我慢していたもの
喉から手が出ても買えない 宝石や 高い靴
ついに この日が来た 1日楽しんで全て終える
全財産使って全てを手に入れて 1日がたった
私に悔いはない 今更止められない
私は手ぶらで駅のホームに向かった
ホームに入った急行が 緊急停止をした
ドカンとぶつかる音 ざわめくどよめき
これで私も終わりだ
目がさめると 知らない景色
知らない土地に倒れ込んでいた
まわりの建物は見たこともなく 時代を越えたような 造りだった
街ゆく人々は皆 謎のドレスを着てる
私は時代遅れみたいな 目で見られていた。
気がつけば 足が勝手に 歩いて行く
ここは 自分の行くべき土地なのかもしれない。
ある家の前で足が止まった
そこは見慣れた景色 自分の家
しかし ひどく古くサビまみれで 改修した跡が残ってる
気が付いた ここは未来だと
おそらく 30年後の世界
もしかして 未来の私がいるかも
私はかまわずノックした 私とそっくりさんが出てきた 事情を話すと受け入れてくれて
中に入れてくれた 奥には未来の私がいた。
だいぶ 年をとっていたようだ 手首の傷跡も薄くなっていた。
私と私は だいぶ話をした 今の悩みも 未来の世界のことも。
終わり際に 君が言う これだけは大切なことだ 決して忘れちゃダメだよ
辛くなったら 思い出して。
この人生の先 君が何回も何十回も
辛い辛いことがある。
苦しい苦しいことがある。
なんどもなんどもつまづいて
くじけそうなる時もある
だけどその後には きっと楽しい未来がある。
辛い時は すぐに過ぎ去る
だから 全てを終わりにしないで
私は 幸せに生きてる 未来で幸せに生きてる
君が消えたら 私も消えるから
だからね お願い
終わりにしないでね。
ここは 平成18年
いつもと同じ景色
急行電車が通過する いつものように。
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