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明日はきっと
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作詞 胡桃(kurumi) |
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「明日はきっと いい日になる」
そう言って 瞳を閉じるんだ
午前六時 目を開けると そこにあったのは
なにも面白くない天井
バタバタうるさい弟の足音
あぁ、また朝が来た 何も変わらない毎日
午前七時 いつもどおりに家を出た
スーパースターじゃあるまいし 僕は世界を救えない
それでも また また
「明日はきっと いい日になる」
そう言って 瞳を閉じるんだ
午前六時 目を開けると そこにあったのは
なにも面白くない天井
ご飯よー、という母の声
あぁ、また朝が来た 何も変わらない毎日
午前七時 いつもどおりに家を出た
魔法使いじゃあるまいし 僕は魔法を使えない
それでも また また
「明日はきっと いい日になる」
そう言って 瞳を閉じるんだ
午前六時半 目を開けると そこはただの
なにも面白くない天井
あぁ、また朝が来た なんて考えている暇はない
午前七時十五分 慌てて家を飛び出した
スーパースターに憧れた
そうすれば僕は変われるから
魔法使いに憧れた
そうすれば誰か守れるから
でも でも 僕にはなんの力もない
午前八時
目を開けると そこにあったのは
泣き崩れた家族たちの顔
部屋中に響く嗚咽の音
あぁ、また帰ってこられた 何も変わらない毎日
それこそが 僕が生きる場所
スーパースターじゃなくたって
誰かを救うこともできる
さぁ いま いま いま
「今日もきっと いい日になる」
そう言って 瞳を開くんだ
僕は 生きているんだ
だからいくらでも 笑顔を生み出せる
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