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運命への反逆
作詞 芙蓉悠一
緋色の空に輝く太陽 今日もまたいちにちが終わる
これから訪れる夜の予感に 心が震えていた
一人ぼっちでいる闇は 暗くて寒くて怖かった
そんな時手を差し伸べて わたしを連れ出してくれた
明るく優しい光の世界に そこはとても眩しかった


歩く途中で疲れ果て 座り込んだ時
雨降りの最中でも 一緒に雨宿りした時
泣きじゃくるわたしを 頭を優しく撫でた時



一つずつ わたしの心は傾いた
一人で行こう そう思っていたのに
孤独だけがわたしの味方 そう思ってたのに


あなたは優しかった どんな時だって
わたしが泣いてしまったときも
わたしが落ち込んでしまったときも
わたしが嬉しかったときも
いつもわたしの手を引いて連れて行ってくれた
それがとても嬉しかったよ



その時は一刻と迫っていた わたしの炎が消える時
あなたはいつもと違っていたよね 立ち止まっていた
わたしが何を聞いても なんでもないの一点張り
気付いていたんだね わたしがもう消えかかってることに
いいんだよ自分を責めないで わたしは幸せだったんだよ?


一歩ずつ近付いてくるのが聞こえる 死神の足音が
大きな鎌を持って わたしを刈り取ろうとしているんだろう
大丈夫 わたしにはもう覚悟があるんだから


そして見えた 銀の一閃
死神の鎌が私の命を刈り取った
わたしはそこで消えてしまう
そう、消えてしまう筈だった
なのにわたしは消えてない
どうしてわたしはここにいる?



その時初めて分かった 無事でいた訳を
あなたが守ってくれたんだよね こんなわたしを
素直になれずに反発していた こんなわたしを
縛られた運命から 解放してくれたんだよね



ありがとう この一言が言えない
顔をみると 顔が赤くなる、言葉につまる
そっけない態度しか出来ない自分が嫌い
なのにあなたは笑顔で言った
一緒に行こう? そういう風に
わたしの涙が溢れ出す 優しすぎるよ


そうだね 未来はもうあるんだよね
ちゃんと言うから ちゃんと聞いてね

「ありがとう、大好きだよ」

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公開日 2012/02/14
ジャンル その他
カテゴリ 恋愛
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