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王女と商人
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作詞 (トルテ*・ω・) |
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ある絢爛豪華な王国に
それはそれは美しい王女様がおりました
「王女様、商人がお目通りを願ってます」
「通しなさい」 小さな声で言いました
愛想笑いを振りまいて商人は言いました
「今日の商品は【民衆の不満】です」
王女は怪訝そうな表情を浮かべ問いました
「何が不満なの?」
「こんなにも世はきらびやかなのに」
*聳え立つ城から見える景色は
確かにきらびやかで
それを見て満足した
けれど見える民衆は小さくて
それはまるで米粒のようで
聳え立つ城しか知らぬ王女は
まるで籠の鳥 だから
商人の言う「不満」に気づけない
その困苦欠乏な商人は
それはそれは美しい王女様に言いました
「王女様、民衆は救済を求めてます」
「分かりました」 小さな声で言いました
愛想笑いを振りまいて商人は続けました
「今日の商品をお買い上げですね」
王女は怪訝そうな表情を浮かべ言いました
「どうすればいいの?」
「こんなに世はきらびやかなのに」
商人は怪訝そうな表情を浮かべ言いました
「一度城下に来てください」と
*聳え立つ城から降りた王女は
確かに滅びかけの
国を見て唖然とした
傍で見える民衆は穢れてて
それはまるでゴミ屑のようで
聳え立つ城しか知らぬ王女は
まるで籠の鳥 けれど
商人の言う「不満」に気づけから
王女は変われたよ 民衆のことを思えるよ
この国は【平和】に変わってゆくでしょう
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