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溶けた日
作詞 潤流
30秒前の願いが何だったか
思い出せなくなった

君の前で上手く笑えなくなった

呼吸が出来なくなりそう

世界を呪うフリをして
罪悪感をかき消した


これが大人になることだって
最近やっと気付いた

善悪なんて無くて
多数が絶対の空気に覆われる


傷付かなくて済むように
もう一枚の皮膚を手に入れた
おぼろげな感触はひどく心地よい

君を失いはじめたことなんて
まるで気付かなくて良いんだ


僕が笑うと泣きそうな顔をするんだね

「どうしてかな」って呟いたのは
僕だったのか 君だったのか


今 僕が触れているのは
ホンモノの君なのか
君のフリした偽者なのか
もう僕には分からなくなった


僕がぼくとして
あるうちに
きみにさよならをいえた

それだけで もう いいんだ



四月の朝

僕はぼくじゃなくなって
嘘のような現実に
ようやく囚われた

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公開日 2010/03/20
ジャンル ロック
カテゴリ 別れ
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