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この手に、あなたの髪と死体
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作詞 空夕 夏 |
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あなたの髪が 欲しくなりました
少し茶色の 混じった細い髪
あなたの指も 欲しくなりました
少し短い 深爪も添えて
嗚呼 愛しいあなた
僕の10メートル向こうで 暖かく笑う
手を伸ばしても 届かないあなたに
こんな願望は 虚しいだけ
今日の強い風 彼女を押してくれ
多少減っても わからぬよう
バラバラに
あなたの手が 欲しくなりました
もう鉛筆は 握らなくていい
あなたの血が 欲しくなりました
あなたのことが 欲しくなりました
嗚呼 愛しいあなた
僕の0センチ近くで 冷たく眠れ
手を振り下ろしたら 届いたあなたに
こんな切望は 理解されず
今日の強い風 僕の目を突き刺して
多少濡れても わからぬよう
頬つたう
手をそっと離したら 届く冬の土
こんな熱望は 冷えてゆく
今日の強い風 僕の手に絡んだ
多少あたたかい あなたの髪
奪ってく
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