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郷春月下蒼葬
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作詞 W/V |
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薄紅の春の頬
愛(かな)しい夜に傷付けて
円い爪を砥いだなら
また夜が去っていく
冷え切った冬の指
なぞられて震えた文字で
紡いだ夢が貴方の魂(み)を
堕としていったのよね
ねえ本当は
抱いて欲しいなんて
もう言えないわ
手は届かないから
愛情の日々
消えてしまうなら
夜明けの光を
肋の胸に囲い
縛られて飛べぬなら
紅い月の様に燃えて
苦しみと哀しみと
涙を握って逝くわ
壊れそうなほど
蒼く脆い肌に
何を刻んでも
貴方に敵わない
消えてしまうまで
息が止まるまでに
貴方に逢いたい
腐臭の底で祈ろう
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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