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眠り王子
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作詞 violet |
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(A)
とある国生まれた王子
可愛らしいお姿に皆癒される
昔からこの国に住む魔女は
その美しさに嫉妬した
(A)
ある日王子の目の前に
現れた可愛らしいお姫様
王子は姫に恋をした
それを知った魔女は息が詰まった
(B)
嗚呼、麗しき王子よ
私を乱すのはやめなさい
さあ 呪いをかけてしまいましょう
(★)
翌朝王子は目覚めない
あの魔女が呪いをかけたからです
「何故できなかった?」
魔女は王子の死を願ったのに
殺せない自分を罵った
(A)
王子はただただ眠ってる
運命の相手に出逢うまで
ならばずっと目覚めぬようにと
茨で城を創り上げた
(B)
嗚呼、麗しき王子よ
あの姫がお前の待ち人か?
ざわつく胸に嫌気がさした
(★)
永くを生きるこの魔女は
この感情の名前知らない
「いい気分だ」
自分だけのモノになった王子に
優しく微笑む魔女がいた
(C)
柔らかい髪にさわったとき
不意に王子が寝言を言った
何故か魔女は悲しくなった
王子はあの姫を呼んだから
(★)
魔女は自ら姫を尋ねて
その手で姫を消し去り呟く
「王子が憎い」
王子が見ている永い夢には
魔女は出てきていなかった
(★)
茨に囲まれ眠る王子
静かな寝顔を見ながら囁く
「あなたが憎い」
いつでも心に映っている
王子を誰にもやりたくなかった
私を見て、と何故か思った
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