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千切れ雲
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作詞 fish |
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あの日の夢を追って 走り出した私たちは
ただ寂しく揺れる汽車の中 手を握った
振り向く事もせずに ただ汽笛を鳴らして
思い出を ひとつひとつ数えてみる
過ぎてく世界で 見つけたものは
ほんの小さな 優しさだけで 充分さ
どこまでも ただ後を追ってくる 空
枯れるほど叫んでも 誰かの声は返ってこない
ただ青い空に吸い込まれて 風になる
見えない背中 手を伸ばして追いかけた
あの日の歌 一人で奏でよう
ちっぽけな 世界の端っこで
歌を歌おう 寂しさに飲み込まれぬよう
淀んだ心 潤すのは 涙か 愛か
腐っていく 廃っていく ほこりに塗れて
消えていく ただ青い空で 星になる
伸ばした手 掴もうとしてもすり抜ける
愛を呼ぶ 夜に叫ぶ 君を呼ぶ
交わしている言葉は 憂鬱交じり
千切れ雲 千切れ雲 逃げないでおくれ
夢見たままで 泣かせておくれ
千切れ雲 千切れ雲 どうか逃げ遅れないで
君を待つ 君が泣く 君を呼ぶ
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