本当の意味で笑う事を、僕はまだ知らない。鏡に映る笑みさえ歪んで見える。周りにあるすべてに怯えて、大切にしてきたものを手放しかけた。そしたら、君が手を握り締めたから、ふと我に返れたんだ。だから、約束するよ。今度は僕が君の手を握り締める番だ。 |
蘇季
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12/12/30 |
僕はどうしても、
自分を傷つける方を選択してしまうみたいだ。
今の心に何が浸ろうと、すべてを朱紅く染めてしまうだろう。
それでも掻き消したい記憶の中で足掻いて、君に出会えた。それでいいんだ、たぶん。それでよかったんだ、きっと。それだけが・それだけで、よかったんだ。なのに、さらに手を伸ばそうとするのは、今までに蓄積された欲深さからだろうか。さみしいとはこの事なのだろうか。今の僕にはわからないまま世界は回る。 |
素。
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12/12/24 |
やっと手にしたものは、一塵の砂となって僕を纏う。それでも、君へと伸ばした手はいつかきっと君に届いて・・・。 |
蘇季
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12/12/15 |
こわかった。独りになるのがこわかった。だから、追いつくように必死に足掻けば、今度は通り過ぎていた。加減がわからず、どれが嘘でどれが誠かわからない灰色にしか映らない日々に目を閉じた。夢の中の君と僕はいつも離ればなれにされるから、今度こそ、君を手放したくないと願った。朱紅く揺れる月をみて。 |
素。
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12/12/11 |
久しぶりに昔書いた「THE WORLD」見て心臓を掴まれた気がした。 |
蘇季
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12/12/11 |
瞼の裏の残像に息が詰まる。騒がしさだけが増す闇の中で君は遠くで泣いているから抱きしめる事さえ出来なくて、なおさら僕の無力さを知る。 |
素。
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12/12/09 |
僕の弱さを知ってなお、
「突き放せ」と僕に言う。一人の怖さを知っているくせにそれでも僕に「突き放せ」と言う。所詮君と僕は別のものだから、いつかは一人に戻ってしまう。それだから「突き放せ」と言うのだろう。それでもなお僕は僕自身を呪縛するために、君を突き放せないでいる。 |
蘇季
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12/12/05 |
縮こまって闇に一人、
耳を塞いで目を見開いて、震えているのは、
かけ離れた世界の僕。
銃声が天高く響いたら、
その場にゆるりと倒れいく。
そこにいるのも僕でした。それでも誰も気付かないでしょう。君でさえも。
それでいいのです。
道化はこれで。
屋上からはばたく感覚は
何故かこの躰に残っています。鮮やかに。紙飛行機のごとく。
それは誰も知らないでしょう。君でさえも。
左手に残された3つの傷痕は、遠い昔の僕への罰なのでしょう。
それでも今日も神に祈り仏に問い続ける。 |
素。
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12/12/05 |
手の中に閉じ込めた想いは誰も知らぬ間に昇華していく。笑い声とはウラハラの錘が再び沈んでは鎖だけが地上に残る。「君の目に何も映らなくとも、誰かがいてくれるだろう。」それがたとえ僕じゃなくても、些細なことを幸せと想えるなら、いつでもこの翅で舞台の幕をおろすよ。空の泣く間に。 |
蘇季
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12/11/25 |
黒く染まった代償に自暴自棄に走りだす。誰にも口にだせないし、出来たとしても遠ざける。悪夢は「所詮夢なんだ」誰もが口裏合わせたように言うけど、現実に出くわしたとしても、同じように言えるだろうか?許されるなら、「その耳障りな言葉はやめてくれ」。手遅れになる前に。 |
素。
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12/11/12 |