闇は消え去った　跡形もなく
光も消え去った　闇のように

色もない　音もない　香りもない
私　誰かに　置き去りにされた

背中の悪魔の爪痕の　痛みは増していくばかり

この世界は　痛みから生まれた
甘い痛みじゃなく　苦い…”苦しい”

あなたは今私の目の前にいると
信じる…信じる…信じてる

闇は世界を巻き込んだ　包みこんだ
光も巻き込んだ　闇のように

お互いに反発し合い　溶け込んで
今じゃ太陽も月も一緒

あなたに近づきたい　触れたい　願ってるだけじゃ叶わない

この世界は　欲望から生まれた
すべての物語も　欲望しかない

私を救う王子様なんて
いない…いない…いてほしい

朝は来ない　昼も来ない　夜も来ない…
春・夏・秋・冬も　来ない　この世界

雫を指でなぞり…落とす
それは私の涙

それは総ての涙