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どうして
作詞 蘇季
両手いっぱいに花を抱えて
歩いていく、一人。
雨の中見送るのは
遠き日の記憶
いつかは思い出に変わってしまうこと知ってるから
手紙を添えてあの場所へ。

いつもなら足取りの重い帰り道
今日に限っては少し違った
二つに引き裂かれた世界も
どうやら徐々に復元するらしい

雨の中、跪いて
思いをすべて吐き出すような
灰色の誓いは 淡々とノートに綴られる言葉のように
宙を舞う。

何処からともなく
流れてくる花の香りは
どうしてこうも胸を締め付ける?
いつまでも捜し続けてるのは
希望?それとも後悔?
突き放せないまま留まり続ける
生温いやさしさの中
見つけたのは
風に舞う花弁、
その向こうに見える懐かしい面影。

迷わずに君の許へ走り出すのは
喜び?それとも・・・・・・。

地に堕つる雨のしずく。
鮮やかな彩りの中
徐々に空は晴れ渡る。

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公開日 2011/06/08
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