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花の名は誰も知らない
作詞 サガラ
世界の何処かで花が枯れた
それは誰の目に留まる事なく
足元に散る 大地に消える
それでも祈らずにはいられない

世界の何処かで花が枯れた
それを憂う人がいた
足元に散る 汚れた手で掬いあげる
それでも還らない小さな花

明日はきっと素晴らしいって優しい歌が流れてた
口ずさみながら 芽吹いた命踏み躙る

白と黒に 人はどうして別けたがる
笑いながら 躊躇うことなく向ける銃口
白と黒で 人はどうして染め合うの
仰いだ空の青ささえ 今はもうただのモノクロ


明日はきっと素晴らしいって優しい歌が流れてた
明日はきっとやって来るって懐かしい歌が流れてた
優しい歌 陽気に口ずさみながら
今日もまた 芽吹いた命踏みにじる

白と黒に 人はどうして惹かれ合う
笑いながら 塗り潰した他の色
白と黒で 人はどうして馴れ合うの
振り返った景色さえ 見覚えないただのモノクロ


世界の何処かで花が枯れた
それを嘆く人がいた
足元に散る 小さな命を抱き締めた
それでも還らない小さな花

枯れた花に水をやる者
明日はきっと素晴らしいって優しい歌が流れてた
口ずさみながら 泣きながら
愛おしそうに そっと花を抱き締めた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2012/10/11
ジャンル
カテゴリ 腓鞘馹
コメント 今も何所かで枯れていく、いくつもの小さな花。
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