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こころ
作詞 Wave
夜の匂いと風が好きだった 何時までだってそこに居れた
星が出るのも消える時も 夜明けさえ僕を待たないけど

雨の日の夜が好きだった 雨具は全部嫌いになった
涙腺はいつか枯れていた 人の泣き声が嫌いになった

心の底からの泣き声が 過去に重なって憎くも思えた
嫌いな自分 今の自分 変わるのは見た目と考えだけ

今に 生きていることさえも
たまに 奇跡のように思えるよ
不平等に 過ぎていく時間に
余裕があるか 不安になるけれど

昨日の自分を 憎むなら
明日に憎まれぬ 今を生きたい
一人分の歩幅で 十分だ
今を 必死に生きろ

東に昇った木星が 瞬くことなく輝いていた
光はいつの日か届くよ かけがえの無い時間と共に

星が見える景色が好きだった 望遠鏡がただ欲しかった
日に日に星は消えていった いくつかの惑星を残して

心の底から笑うことに なんだか疲れている気がした
笑いたい自分 泣き虫の自分 紙一重だから自分になる

ホントの自分は 自分自身
探す必要が どこにあるだろう
命が くれたのはなんだろう
かけがえの無いものが そこにはある

光は いつか届くから
何よりも速く 目に飛び込んで
簡単な言葉でも 構わない
木星は すぐに見える

今は 単純に生きてみろ
まだ 心は骨化していない
不平等に 与えられる時間は
明日の君を 裏切る真似はしない

笑い飛ばせる昨日にしろ
今も 心は動き続けている
拳一つ分の 存在が
今 君が生きる証

想いは いつか届くから
源が消えても 消えぬ星
光は すぐに届くから
木星は すぐに見えるから

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公開日 2010/09/26
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コメント 過去のこと、今のこと、星への憧れ、自分のこと、生きること、死への恐怖。自分語りでしかない『君』へ向けた詩です。
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