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独善コロナ
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| 作詞 チロリアン |
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昨日から噛んでいる
１０円で買った憂鬱
捨てられず
味も気にせず噛む
あおじろい光まとい
暗い路地裏で寝る
襤褸布で
身体をまとって寝る
蛍光灯が切れかかる
公衆便所の中
明くる日も
ひとり夜明けを待つ
戴けないアグレマン
彼は行く先を阻む
どうせまた
幼い希望が死ぬ
独善コロナ、つつまれて
私を証明しつづける
独善コロナ、留め処なく
私を支配しつづける
一本だけ伸びた髭
顎から引っこ抜く
いつ見ても
この顔は醜い
積みあがる灰の山
余裕だと大口をたたく
そしてまた
己の首を絞める
脳の紐が絡まりあう
嗚呼駄目だと投げ
閉じこもる
若い信念が揺らぐ
張りめぐるクレジット
それは行く道の要
揺らいでも
曲げるなその意志
独善コロナ、求めゆく
情けの涙を踏み分けて
独善コロナ、ぬぐい取れ
勝利の涙を流すため
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