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凍う路、問う未知。
作詞 きなこ餅
九十九折りの夕焼け雲

黒い影へと消える己れが
歩いてきた道は、
次に誰を通すのだろう?

崩れていく砂利の城

大きいだけの夢はつまり
歪で脆いだけで、
其れは己れに良く似ていたのだ。

鳴る。張り詰めた糸が跳ねる。
立ち止まり、己れは気づくのだ。
在るがままで在れば在るほど
己れは、己れで無くなる。


其れも良いのか?


仲間外れの鳥が一羽

荒い夜まで生きてゆけるか。
だが問いは其れでも、
己れに指針を向けはしないのだ。

鳴る。研ぎ澄ました冬が光る。
悴みに、斯くて解るのだ。
誰が為に此の道が無くとも、
己れは、確かに見つけた。


其れで良いのだ。

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公開日 2010/11/09
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