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kasumi
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作詞 つゆつき |
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会いに行くつもりだったんだよ
影のような残り香の愛だから
ずっと追いつこうと 走ってたのに
なぜかこの足は動けない
心を捧げていたかった
影に代わるように君が現れた
君はまるで影と違った
重なる姿は霞程度
君につい、触れたときから
始まるように ときめいていた
息が詰まるほどの思い出が
僕の足を絡めとった でもね
影に会うつもりだったんだよ
僕の手が触れるまでは
眼差しがこの瞳を見つめるたびに
愛した影がよみがえるよ
その瞳には、懐かしい想いがある
あの時とは変わっていたけど
君と重なる二つの想い
もうあの声は 思い出せないけど
苦しくてさ もう、つらいけど
忘れないと決めていたよ
ずっと ずっと…
影との記憶がちらつくよ
乱暴で強気なその態度
追いつこうと背伸びを続け
まさか、いつのまに 影を追い越してた
君はどんくさいし 不愛想で
どちらと言えば 僕にそっくりで
誰よりがむしゃらだったのに
空回りを繰り返しているね
無器用な君を眺めては
心がほどけていき戸惑うよ
笑窪のないその口元は
あの影と重なるわけがない でもね
君の温度が伝わるたび
僕の熱が上がっていく
その熱が僕に触れるたびに
いとしいあの影が薄れていくよ
君の熱には、新しい奇跡がある
影と望んだものとは違うけど
君と重なる 二つの想い
あの声 表情は忘れたけど
約束 破って 悪いけど
君のとなりに在りたいと…
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