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VX
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作詞 てれ |
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感情にも反射にもそれらしい名前をつけて
そうして見出された真理は僕たちに窮屈さだけを教える
やさしさだって功利主義の上
誰かを幸せにすることさえも
概念化されて得意げに名を轟かせる
こんな世界で名前のない幸せに酔いたい
君の表情にはそうさ艶めいた妖しさがあって
危険な女だ わかっていても引き寄せられてしまう
曖昧な言葉で僕をたきつけて突き放すの
ラベリングできないこの部屋のことだけは
君を幸せにすること
果たして僕にそれができるのだろうか
きっとできていないから僕たちの距離は縮まらないままなんだろう
君が僕に求めているのは間違いなくこういうことだけで
潤いを帯びるきみを満たせていると信じている
最大多数に最大幸福を
そんな綺麗事を君には絶対に言わないから
君だけを幸せにすること
それが僕にとっての功利主義
適用者は君以外にはいらないから
でも満たされない物足りない
これ以上を望んでいるうちは
早く諦めて開放的にならなくちゃ
君の身体にはそうさ世界一の猛毒が仕込んであって
いちど触れたら後戻りできないようにできているんだ
曖昧な言葉が僕には何よりも真理に聞こえるよ
名前をつけることなど二度と望まないから
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