|
 |
|
クリスマスって何？
|
| 作詞 あかさてな |
|
クリスチャンでもない日本人が
どうして異教の御祝い事を
全国規模で派手に祝うのか？
僕の家は貧乏で
クリスマスとは縁遠い
其れこそ何とも面白くもない
一日を迎えて居ては淋しく過ぎて行った
だからサンタクロースの存在さえも
早い時期から信じる事も無くなり
クリスマスに浮かれ騒ぐ人々を見ては
甚だ馬鹿馬鹿しく感じて居た
貧乏で社会の底辺で喘いでいる
僕等の家庭の様な人種にとって
感動も無い幸福の笑いも無い
そんな一日は苦痛以外の何物でも無く
ただただ其の日の夕飯にせめて
チキンの一つでも出てくれば
其れだけで満足するしか無かった
だから大人になって社会人になり
自分の力で仕事に就き我武者羅に
働いて其れでも足りずに働き続け
支払われた給与から少なからず出して
初めて人並みにクリスマスを迎え
でも結局は其れも長続きはせずに
毎年毎年取り立てて感動の無い
一日を迎えては世間の馬鹿騒ぎに
ほとほと嫌気が差しながら顔には出さず
味気の無い一日を送っては眠りに就き
年末年始を迎える準備をして一年を終える
そうする事で自分の貧乏性を慰めて
新しい一年も代り映えする事無く過ぎてゆくのだろう
|
|
|
