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幻の君神戸
作詞 野馬知明
1. 桜並木にいだかれた 
  爪先上がりの石畳
  火灯し頃に暮れなずむ
  想い出漂う神戸の街
   ここで君に声も掛けずに
   一人佇み見送ったのは
   薄くれないの染井吉野が
   不意に淡く白む頃
  ダイヤの夜景にいま甦る
  微笑みかける幻の君

2. 小さな店に囲まれた
  港を望めるトア・ロード
  通りすがりの旅人に
  想い出微睡む神戸の街
   ここで君と腕も組まずに
   二人彷徨うそぞろ歩きは
   六甲おろしの冷たい風が
   襟に絡み纏う頃
  沖行く艀にいま甦る
  足早に去る幻の君

3. 一人淋しく立ち竦む 
  マリン・タワーが風に舞う
  見知らぬ人のざわめきに
  想い出さすらう神戸の街
   ここで君の手さえ触れずに
   胸のときめきただ懐かしく
   外人やかたの緋色の紅葉
   頬を紅く染める頃
  港の霧笛にいま甦る
  後ろ姿の幻の君

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2021/09/13
ジャンル 罩茗
カテゴリ 紊掩
コメント 神戸牛はまずかった。
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