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噂の伝播
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| 作詞 Ibu |
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あの人の噂が何だってんだ
形変わってどうしたもんか？
人から人へ伝う時
どうも形が変わってしまう
「あの人の様になるには
馬鹿になるしかないそうです」
そんな噂が最初は
ちゃんと形になってたのに
何を信じたらいいのか
分からないどうしたもんか
まさかの謎解きゲームがさ
僕に伝わる頃には
滅茶滅茶になって
苦茶苦茶になって
最悪の形で
嗚呼、これが本当か
噂は広まるばかりで
十人十色の個性がさ
人から人へ伝った結果
本来の言霊が消える
「あの人になる条件は
馬鹿である事らしいです」
歪んた言葉は人をこんなにも
変えてしまうのでしょうか？
正しさが分からない不利な状況だそうで
知らなきゃいけない事ばかり都合よく書き換えられられて
信じたいものだけを信じる勇気すら
今の僕には無いみたいだ
「あの人は馬鹿だ」
「違うよ」
それすらも溢せなくなり
正しさを求める論者は
僕の此処にあった
皮肉すぎる
何を糧にすればいいんだと
本当の馬鹿はそれすらさ
真実を追求するには
僕に伝った時には
有耶有耶になって
無耶無耶になって
その辿り着いたものは
嗚呼、本望で
本当で伝えたかった事だった
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