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最果て城のアルカナ
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| 作詞 hoi |
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遠い遠い地のはて
暗い夜の谷の底から
誰かの声が聞こえる
さびしんぼさん
こっちにおいで
最果ての城はすぐそこ
枯れた森を抜けたら
月の明るい野に出るわ
そしたら口笛を吹いて
私が迎えに行くから
主のいない古城
冷たい月光を浴びて
とんがり屋根に走るのはウサギ
悲しい歯車の歌声も
みんなみんな子守唄
遠い遠い国から
襟巻の旅人がやって来て
城の門を見上げている
道に迷って
辿り着いたのね
最果ての城にようこそ
……どうしましょ
こっちを見てる
枯れた時を紡いで
お伽噺になってしまったの
だあれも知らないお城
どうか忘れないでいてね
主のいない古城
冷たい月光を浴びて
埃を被ったカーテンが揺れる
優しい歯車の囁きも
いつか聞こえなくなるのでしょう
旅人さん
旅人さん
どうぞお入りくださいな
ここは最果ての城
だあれも知らないお伽噺の城
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