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ためいきで始まって ためいきで終わるような日々
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| 作詞 橙 ヨシヒコ |
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スマホの電池が減るのが やたら
早い日があるのと似ていて 今日は
すごく疲れた おそらく帰りぎわに
やらかしてしまったからだ
うまくいかなかった一日は ことさら
帰るのも面倒になるくらいに疲れる
せめてコンビニに寄って チョコバーを買って
かじりながら帰ろう
ためいきで始まって
ためいきで終わるような日々は
もう､いいかげんに終わりにしたい
スマホの電池は２０パーセント
なんぼ ついていなくても
それが今日の全力だから
さぼっていたわけでもないし
なんとでも言うがいいさ
ガソリンを２０００円分だけ入れたような
たよりない体力ゲージの回復の朝
起きぬけに つかれた､とつぶやく自分が
われながら かわいそうになる
昨日､打ちすえた膝小僧が
いま見たら青アザになっていて
テンパってバタバタしていた昨日の
勲章のような気もして笑える
２０００円分､といっても
その時の単価によって少しは変わる
食パン一枚が なかなか食べきれなくても
とりあえず がんばろうか
缶ビールとグラスを冷凍庫に
入れてから お風呂に入ろう
４１℃の熱めのお湯に
首まで浸かって ひといき
あんまり ぼんやりしていたら
せっかくのビールが凍っちゃうから
身体と心の垢を落として
もうちょっとしたら あがろう
ためいきで始まって
ためいきで終わるような日々
ためいきは息つぎのようなもの
心のドレーン抜きのようなもの
幸せは逃げたりはしないさ
きっと､いつかは良くなる
なんぼ ついていなくても
それが今日の全力だから
さぼっていたわけでもないし
なんとでも言うがいいさ
これから幸せが来るんだ
そう思わなきゃ やっていられない
キンキンに冷えた缶ビールを
グラスに注いで グイッといこうよ
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