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最終決戦(詩聖老ザムジーの吟誦より)
作詞 あかさてな
其の砦こそは忌まわしきアンガルバス城砦。奈落より尚冷たく冥き空気に覆われし処。
太陽の劔を掲げしは、魔剣皇アレフ・ジェヴェノーク。
炎の劔を掲げしは、炎の剣聖クレイ・ルーフォボス。
時空の門の錫杖を掲げしは、エイヴァリン・ボルドー・フレベール。
此の三者、先陣を切り邪悪の城砦へと突入せん。
迎え撃ち足る悪鬼邪霊をば、太陽の剣を以て、炎の剣を以て、切り捨てん。
錫杖より召喚せし妖魔の群れを以て、打ち倒さん。
此れに続けとばかりに、一騎当千の勇者達も又、加勢せん。
然るに悪鬼邪霊達、其の数減るどころか更に其の数を増さん。
此れは如何した物かと騒然とする勇者達。
然し、此処に三軸の神々の御加護在り。
ロギフーゲの申し子、盗賊のラチェット、秘かに城砦の内に潜り込み、
悪鬼邪霊達の顕現したる処、見付けたり。
機転を利かせ、其の門足る魔方陣をば破壊せしめん。
其の瞬間、数多居た悪鬼邪霊達、塵芥の如く消滅せん。
此れにて、形勢は逆転せしむる。
勇者達、今こそはと疾風怒濤の如く、城砦の奥深く、
妖術師カーズ・ニェと破壊と破滅の邪神の許へと進撃せん。
愈々、妖術師を打ち倒さんとした時、既に妖術師は邪神と一つに融合せしむらん。
物質界に顕在化せし邪神、其の恐るべき力を振るわんとす。
破壊の光条が、破滅の稲妻が、次々に勇者達に襲い掛からん。
次第に傷付き、膝を屈し足る勇者達。
然し、此処で斃れる訳には往かぬと勇者達、力を合わせ、反撃に転じぬ。
此の闘いは何時まで続くのか、終わりはあるのかと思われし時、邪神、次第に其の力弱まりし。
勇者達、此処ぞとばかりに、最後の力振り絞り、次々と一撃をば与えん。
愈々弱体化せし邪神、最後にして最大の攻撃をば、繰り出さんとした其の時、
アレフ・ジェヴェノーク、太陽の剣を以て止めの一撃をば与えん。
哀れなるかな、邪神、此の一撃にて消滅しむる也。
此れにて、壮絶なる闘いは終焉を迎えん。
此の時より、再び、ハルナヴァロフに平穏齎されん。

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公開日 2021/01/06
ジャンル 荅鐚鐚
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コメント 此の詩は、オリジナルのファンタジー世界の最終決戦の顛末を紹介する為に、書き綴った作品です。
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