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夜の声
作詞 池永艶やか
深夜零時 ベッドの上で
瞼の中 残像を抱き締めて
私は未だ きっと此処で
夜風の中 無い物を数えては

遠くでサイレンが畝って
何時の間にか失せていく
纏わり付く真っ黒な夜風は
透明な私を包んで

明日の声がする 向こう側から
私を 連れ立ってよ ねぇ
明日もきっと 色の無いままでさ
ほらまた無い物ばっか数えてる
deep night…

滴る空気 空虚な刻を
時計の中 平坦に響かせて
私は只 ずっと何処へ
半月の夜 無い物を想っては

近くでエンジンをふかして
何時かともなく去ってゆく
縛り付ける灰色の無感情
透明なんかじゃないかしら

明日の声がする 向こう側から
私を 連れ立ってよ ねぇ
明日もきっと 色の無いままでさ
ほらまた無い物ばっか数えてる

明日の声がしても届かないから
私はずっとバラバラな儘で
明日もきっと 無彩色な私
ほらまだ貴方をずっと探してる
deep night…

明日の声だけ聞いていたいのに
貴方の声が夜を惑わす

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2018/06/08
ジャンル
カテゴリ 紊掩
コメント 想い人と別れた日の熱帯夜の歌です。夜は明日と繋がっていて、何をしても、何もしなくても、明日が今日になってゆくのに、どうしても前に進めない気がしてしまう。
池永艶やかさんの情報











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