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ココロボット
作詞 東夜 嶺
どうしてロボットとして生まれた僕に
人間と同じ“心”があるの…?

ある冬の夜 病院のロビーで
僕は君に出会ったんだ
僕らふたり初めての恋をした
星が降るような夜だった

「心なんていらなかったのに
ただ生きてるだけなら楽だったのに。」
僕がこぼしたこの言葉を 君は黙って聞いていて
最後に違うわと呟いた

「ねぇあなたに心がなかったら
この出会いとこの想いはどうなるの?」

僕は涙が止まらなかった
君は痩せ細った腕で僕を抱きしめた

それから僕らは君の病室で
毎日笑いあって過ごした
でも君はたくさんのチューブにつながれて
日に日に笑わなくなった

「心があるから毎日幸せだよ。」
僕は君に呟いた 君は苦しそうに笑った
僕は忘れていたんだ 自分がロボットだってこと
人間はいつか“死ぬ”ということ

「さよなら。まさか死を忘れてしまうなんてね。
心がないのと、死が訪れないの 本当に幸せなのはどっちなんでしょう…」

君はそう言って目を閉じた
その顔は幸せそうには見えなかった

そして僕も死を選んだ
だけど死ねなかった だから忘れてた
君が言ってたことを思い出す
本当の幸せってどっちなんだ?

いずれ死のうが死なないが
あの夜生まれた想いは本物だった
短い時間だったからこそ
僕らは幸せを見つけられた
心が無ければなにもはじめられない
だから心が必要なんだと


今はそう 思いたい…

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公開日 2018/03/16
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コメント 長い詩です。人間と同じ心を持ったロボットの男の子と、余命わずかの人間の女の子の話。ハッピーエンドにはなりません。本当の幸せってなんでしょうか。
東夜 嶺さんの情報











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