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たんぽぽ
作詞 冴樹銀猫
わたしの世界の始まり
ぽとりと落ちた種は何処?
春風に誘われて
わたしは大きく背伸びする

天上覆う花びらは
聳え立つ桜の木
人々は皆足をとめ
空見上げる春の刻

その足元にひっそりと
わたしの蕾花ひらく だけど
誰も見向きをしないのです
小さな黄色い雑草は

踏まれ倒されそれでも
生きている 生かされている
アスファルトの隙間から
強く根を張り生きていく


降り注ぐ花びらが
この大地に積もる頃 それは
死を意味する終わりの刻
小さな黄色い雑草は

桜と違うの 一度しか
生きれない 生きていられない
地面に横たわる体から
最期の力振り絞る

ふわりふわりと舞い踊る
わたしの命飛んで往け
きっといつか いつの日にか
優雅に返り咲いてみせましょう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2017/09/15
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コメント 雑草の仲間であるたんぽぽがひっそりと強く生きる歌です。
桜を見上げる人々は足元のたんぽぽに気づくでしょうか?
冴樹銀猫さんの情報











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