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死にたがりの彼女と生き急ぐ僕
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| 作詞 小夜時雨 |
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彼女の口癖は「死にたい」 昨日も今日も明日も繰り返す
僕の口癖は「早くしないと」 昨日も今日も明日も繰り返す
時の流れに身を任せる彼女と時の流れに逆らう僕
二等分線で僕らは出会った
人生のターニングポイントは彼女との出会い
その日初めて知った 美しい人はとても儚いことを
その日初めて知った 哀しい笑顔が美しいことを
海を見に行こう 星を見に行こう たくさんの花を見に行こう
季節を感じよう 哀愁を感じよう ２人の人生を感じよう
君の身体が朽ち果てる前に
彼女の口癖は「殺して」 一昨日も昨日も今日も繰り返す
僕の口癖は「生きよう」 一昨日も昨日も今日も繰り返す
死に一歩また一歩と近づく彼女と生を必死に追いかける僕
対称軸で僕らは出会った
人生のターニングポイントは彼女との出会い
その日初めて知った 頬を伝う涙が美しいことを
その日初めて知った 震える声が哀しげなことを
遊園地に行こう 買い物に行こう 帰りに夕焼けを見に行こう
風を感じよう 寒さを感じよう 他人（ひと）の温もりを感じよう
君が僕の瞳から消えてしまう前に
何度も季節が巡って 身体だけ大人になった
僕らの心はあの日あの場所に置き去りのまま
海を見よう 星を見よう たくさんの花を見よう
死を感じよう 哀しみを感じよう 寂しさを感じよう
君と過ごした日々を思い返しながら
さようなら、愛しい君
さようなら、愛しき葵
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