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君のいる街
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| 作詞 なるせ |
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失くしたはずの結い目が
置いてきた感情縁取って
聞こえてくる波の音も
茜に染まる夕暮れも
ずっと見てきたはずなのに
どれも風化していくのは
きっと君のせいだよ
君に会いに行くわけじゃないけど
君のいる街に向かって
揺れるこの想いは
どうやって隠しておこう
変わらず僕を見る目が
果てしなく遠くなっていって
君のあどけない笑顔も
不器用に強がる声も
ずっと傍にいたはずなのに
どれも思い出せないのは
きっと僕のせいだよ
君に巡り会えたあの場所で
今は交わせない言葉も
ぼんやりと浮かんでは
いつまでも消えずにいたんだ
断片的な記憶を
きれいごとで着飾ってみたりして
もう一度感じてみたい
君の全部なんて言わないけど
君に巡り会えたあの場所で
今は交わせない言葉も
ぼんやりと浮かんでは
やっぱり消えずにいたから
君に会いに行くわけじゃないけど
君のいる街に向かって
揺れるこの想いを
どうやって君に届けよう
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