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「I」
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| 作詞 イリケ |
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この私を愛するの？
髪で顔を覆い、着飾って
鏡に映る誰かが
自分であることを
証明出来ぬ私を
例えばブラウン管の中の俳優を今そこのあなただとして
演技に殉じているのなら
ほら、
似たようなものでしょ？
多分、世界は神様の地球儀で
私達もチェスの駒みたいに
空を見て青く思えることも
心に刻まれた
記憶の勘違いなの
過去を掘り起こして
眠りについた午前２時
確実を求めようとした
「私は私」
じゃあ、あなたは誰？
ねぇ？教えて、私は誰？
あなたは私？ねぇ
確立された社会の檻に
囚われた私は
言わば、捕らわれの王女？
偽りの月
その光に溶けて
消えて行きそうなの
「もしも」なんて
仮定の理論で
人の定めを決めつけるのなら
それはエゴという名の
言葉の上に成り立つ
悲しい咎め
脆弱過ぎたその手に
形無き思惑を願った
どうあっても不十分だけど
「あなたはあなた」
じゃあ、私は何？
ねえ？教えて、私は誰？
本当の私は何処？
偽善を身につけて
何一つ救うことの出来ない私
矛盾を背に負い
性に呑まれそうになる私
そう、
どんな私もやはり私なの
ただそれだけ
何も変わらずに
私は此処に在る
ただそれだけ
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