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デスペラード
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| 作詞 辻由也 |
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意地悪なあなたの指先
魅惑のあなたの指先
ハートマークのへこんだ場所を
痛くも 優しくも なぞってくる
期待感という火種に吐息
めらめらと欲望の火を燃やす
火がつく前なら引き返せたよ
灰となっては咽ぶだけの恋
なにが愉しくてこんな火遊び
いけないことだとわかっていても
つい手を出したがことの始まり
そして終わりでもあった短い恋
せめて火傷だけでもこの肌身に痕を
目立たないところに残しておくれ
やわな慰めがせめてもの愛だと
罪滅ぼしに気づいたリアルな愛憎劇
意地悪なあなたの指先
魅惑のあなたの指先
ハートマークのへこんだ場所を
痛くも 優しくも なぞってくる
あなたの言葉に滲んだ嘘を
敢えて知らないフリで通した
罪のない嘘でじゃれあったのなら
この一夜は誰も咎めないでしょう
いまのひとときが夢みたいだから
眠りのなかで観る夢はもういらない
微妙な色加減した夢がちらついて
瞳を掠めた一瞬が現実だと思わせる後悔
怖くて目をつむったその瞬間に
あなたという残り火を消してしまった
煙を吐く焼け跡は忘れもしない
秘め事を破ったときの烙印だった
揺らめいていたのは心
薄汚れたままでいたい
そう願うたびに理性は
真っ向からあなたを求めだす
意地悪なあなた デスペラード
魅惑のあなた デスペラード
構わない もうここまできたんだ
痛くして 優しくして 可愛がってよ
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