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月のヒメとGravity
作詞 中樽三岐
ツインテ―ルを揺らし窓辺に佇む君
輝く瞳はどこか遠くを見つめていて
もうその時から目が離せなかった

付かず離れず愛想よくなんて他人行儀 常に僕を惑わせる
沢山の人に愛される君は知らないだろう切なさを

今朝も鉢植えに水を遣る僕のことに気づかない振りで
文庫本片手に「月が綺麗ね」って笑うから
勘違いしてしまう

燕が低空飛行していく校庭を背景に二人きり
月へ行ったらこの思いは6分の1まで軽くなるかな
重力加速度を超えて僕の心は落ちていく
君は涙こぼさないかぐや姫

つまらないと袖を引っ張る白い横顔
僕に突っかかる時は大抵不機嫌でさ
しなやかな強さをそっと隠していた

からかい甲斐も隣にいる理由も無いことが一番の必要性 
それがどんなに苦しくて嬉しいのか君に知られたくない

会話はいつも押し問答 僕の好物ばかり聞かれる
だから心臓に手を置いて「君が欲しいよ」なんて
死んでも言えないんだ

竜巻のように過ぎ去る日々に意味はあるのかと考えている
月へ行ってもこの気持ちは6分の1より重いままだよ
重力加速度を超えて僕の心に飛び込んだ
君は眩しく微笑むかぐや姫

答えを聞かずに消えてしまうなら
せめてその瞬間まで傍にいさせて

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2016/12/09
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コメント 『竹取物語』をモチーフに、好きなだけ趣味を詰め込みました。こんな青春を過ごしてみたかったです。
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