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二月生まれの魚
作詞 つっちー
夢に恥じく二月病に
めくりめく日々を綴った
茶の葉も軽い三月のほとけ
つもりつもりの四月陽向に 

心の目で見て笑むところ
君の描いた楽しげな
二匹の魚の落書きを
今に見返してみたんだ
 
君は十一月のさかな
重たい空気をかきわけて
種の仕組みを知ってなお
愛してるとか歌うくじら

背中からはベタがはみ出したような
飛沫をあげていた

僕は二月生まれのあまのさかな
四月陽向に蓮池で
舞う舞う桜舞うのを見るいわし



四月雲影 僕は君の影に潜んだ
泳げないんだ
泳がさないでとか口開く

足りない足りないの言い回しが
足りない辞書を月に照らした

泥まみれのかぐや姫の育て親を
宇宙の仕組みを知ってなお
屋形船出す アルタイルを


余月十ヶの天のいわし
嗄れれば嗄れれるほどに
よく喋り
パクパクとかクパクパとか
クジラはそれに嫌気さす

九月舞台は泥の中
踊れないものは踊れない
踊らされたって踊れない
されど天のいわしは天を仰ぐ
助けての言い回しが足りない
言い回しても助けなどない

だからそれはこれを導きと呼んだ
十一月の神様と仰いだ

君を盲信して僕を捧ぐよ
十月陽向に1を足すように
一匹の魚になって捧ぐよ
白い水しぶきになって君のもとまで
飛んでゆくよ
きっと修正液の中に落ちるよ

こんなに跡が残るなら意味ないじゃん
とか嘆かすくらい
重い白い無限のプールに溺れ
僕を使って誰かに

愛してるって描いてね
君の背中からはちゃんと
ハート型の飛沫だしてよね
とかただひたすら思うだけ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2016/10/19
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コメント
以前から自分の歌を作りたいと思っていて
初めて投稿してみました。
不器用だった自分の恋のゆくえを
昔かいた二匹の魚の落書きを見ながら
詩にしてみました。
つっちーさんの情報











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