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棘
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| 作詞 アリス |
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例えるなら、貴方は紅い薔薇
混じりっけのない真っ赤なバラ。周りの人を魅了する。
刺さった棘は抜けなくて。いくつもの蝶を捕まえた。
誰かのものにはならないのに。私の前だけじゃないのに。
わかっているけど、綺麗に咲いてくれるから。
温かい腕に抱きしめられて。幸せなはずなのに、
身体中に刺さる棘から流れる血を見てまた涙する。
でもそれは私が望んだ事だから。
幸せになりたいの。
なのに気付けば見渡す限りの傷跡。
こんなになった私を誰が愛してくれるのでしょう。
誰が受け止めてくれるのでしょう、、。
だから私には貴方しかいないの。
例えこの身、枯れ果て朽ち果てようと、
それでも貴方の側にいたいと羽を広げるわ。
どんなに綺麗な羽にしたって、群がる蝶の一つでしかない。
離れたくてもその棘が、私から抜けないの。
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