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飲み残しとサイダー。
作詞 5CAP
 

嗅いだことのない香りがした。
すぐに あなたを思い出して
曖昧な香水の薫りが今日も
私の胸をくすぐる。

灰色の青空から雨のかほりが

淡い甘ったるいソーダみたいに
囁いたあなたに
へつらった 嘘を捧げた。
幼気な笑顔で声色で
いくつかの愛錠を求めて。

嗅いだことのない香りがした
すぐに 窓の外を覗きこんだ
爽やかな炭酸の薫りで
脳内がハジケ飛んで。

ピンクのサンダル
飛び跳ねた水たまり

生温いりんごジュースみたいに
重なったあなたに
わけもわからず
いくつかの愛情を求めて

嗅いだことのない香りがした
貰えるはずだったモノを
繰り返し好意してかき集めていた。

飲み残しの
生温いサイダーだけを忘れて。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2020/05/25
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カテゴリ 絎倶
コメント 色んな捉え方ができそう。
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