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蛙
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作詞 マギー農場 |
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夕べの蛙 雨を待った
茶の間で帰る あなた待った
ごくごく平凡な家族支える 人にもらった幸せよ
いつもと違う 夏の匂い
日めくり忘れ 昨日のまんま
なくてはならぬ花火が似合う 軒を連ねてお祭りさ
くしゃみも我が家の二階に響いた日常さ
風はヒューっと吹いて
にやけた顔が真っ赤に染まってる
夕日はそろそろ家に帰る頃
ふくらんだ顔の蛙 鳴いて
ドシャ降りもお前は気にせず唄った
まだかなぁ お土産を待ってさ
胸踊った夜は とても暑くって
手が届きそうな雲追って
泥んこんなって悪さした
はぐれないトンボ 土手に伸びる影
そんな田舎が好きだった
湯船に浸かった父さんは大きく見えたんだ
波はあふれ出てった
塀の上から真っ黒い猫 覗いてる
ギラリと光る眼は まんまるお月様
ほつれたもんぺの婆ちゃんは
誰よりも叱ってはいつも笑った
バス停で気になる娘のとなり
それ見た蛙はなんだか茶化してる
にやけた顔が真っ赤に染まってる
夕日はそろそろ家に帰る頃
ふくらんだ顔の蛙 鳴いて
ドシャ降りもお前は気にせず唄った
くじらの森をくぐり抜けて
おぼろ気な口笛 鳴らす帰り道
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