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キルシュ
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作詞 acos |
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桜のつぼみが膨らむ頃
別れの時がやってくる
離ればなれにはなるけど
忘れないと誓う
思い出に満ちた日々
好きだったあの子の背中
眺めていたら振り向いて
思わず目を反らした
黒板に並んだ英文
解らないままの数列
それよりも大切なもの
たくさん たくさん
肩叩き笑い合った教室
気だるく歩いてみた廊下
水カマキリの泳ぐプール
鍵が壊れたままの体育倉庫
落書きだらけの教科書
走り回り転んで笑い
水カマキリ捕まえてみたり
昼休みになったらサッカーしてた
毎日の授業だって
ほんとは楽しかったんだ
それはみんなと居られたら
だけど ねえ
ずっと一緒には居られない
なんだか寂しくなっちゃうよ
涙堪えて震えるのは
みんなと笑い合いたいから
サングラス掛けた織田信長
冬の窓に浮かぶ文字
背中に刺さる紙飛行機も
みんなみんな無くなった
ほんの少し前まで斜め前に座ってた君
もう振り向いてはくれないんだ
だけど終わりなんかじゃない
きっとさよならだって
始まりなんだ
ずっと続けばいいなって
願ってた日が懐かしく
ふと涙拭う仕草を
見られて欠伸のフリを
僕らずっと一緒には居られない
なんだか寂しくなっちゃうよ
涙堪えているのは
みんなと笑い合いたいから
またねって手を振って
さよならって背を向けた
それでもきっと会えると信じて
涙堪えられないよ
みんな さよなら
きっと またね
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