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作詞 acos |
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変わらない日常
その中に何があるんだろう
ただ繰り返すばかりなのに
それでも悪くないと思ったか
麻痺してしまったのか
いつからか
自分がわからなくなっていた
それに気付けない
.
緑の葉を手にとり
ただ折り畳んでみる
葉脈がぷちりと鳴って
やっと我に返る
.
幼い頃に見た星空
今は街の灯かりが邪魔をする
父さんとした夢の話
銀河鉄道に乗りたかった
いつか僕の所にも
あの列車は来るのかな
なんて考えて「くだらない」
一人吐き捨て歩く
.
将来は … になりたかった
思い出す事もできず
いいや むしろ
思い出したくないな
.
ちょっとした事で喧嘩して
また 黙ってしまった
このままじゃ駄目なんだ
何の解決にもならないな
わかってるのに
ああ
また君に「ごめんね」を
言わせてしまった
.
19時過ぎの商店街
閉められ始めるシャッター
数年前から少しずつ
二度と開かない店が増えた
いつも立ち寄るCDショップ
売れ残りのワゴンセール
昔の恋人が好きだった曲を
手にとって眺めてた
.
まだ西に光が残る
7月の20時
あと4時間で今日が終わる
ふと切なくなって
ポケットの携帯電話
取り出してアドレス張を
探して気付いた
そうだ
もう君とさよならしたんだ
.
どうして僕が
ここに居るんだろう
世界の理なんて脚本を
演じてるんだろう
.
しぼみかけた風船が
地面に糸を垂らす
それでも落ちずに揺れている
.
人生の主人公は君だ
なんて言われても
僕は
エキストラでいいのに
.
「神様なんて居ないよ」
何があったか知らないが
窮した君の口から出た
「助けて、神様」
には思わず笑った
.
1DKの秘密基地
ギターと漫画と
服とスピーカー
それが僕の居場所
.
別に探してるわけじゃない
誰かに与えられたくもない
いつから忘れたんだろうか
ちゃんと見ていたはずの夢
.
爽やかなはずの朝に
梅雨明けのまとわりつくような
湿気が窓を曇らせる
クーラーは苦手なのに
どうしてつけたんだっけ
側で眠る君
ああ そうだった
.
昔々の話
とある少年の初恋
クラス替えで出会った
華奢な躯に栗色の髪
そんな子に一目惚れ
いつの間にか時は過ぎ
なんとなく思い出す
今更別に好きじゃないが
どうしてだろう
何もないまま僕は
同じように人を好いてる
もう面倒なのに
ああ
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