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神様の灯り
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作詞 言氏 |
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人の言葉からだんだんと
声や体温が 捨てられていって
今は相手すら見えなくなった
人の言葉がだんだんと
記号でしかなくなっても
それでも誰かの言葉を待ってる
手の中の灯りが存在のすべて
触れることすら出来ないそれが
形ある人間を透明にしていく
それは神様の灯り
その灯(ともしび)が消えた時
自分もこの世から
消えてしまう灯り
自分の言葉からだんだんと
心や顔が薄れていって
今は誰かの借り物になった
自分の言葉がだんだんと
条件反射でしかなくなっても
それでも消えるよりマシだった
手の中の灯りが今のすべて
触れることすら出来ないそれが
自分が在る記録のすべて
それは神様の灯り
その灯(ともしび)が消えた時
自分も誰かから
消えてしまう灯り
誰の中から消えるのが恐いんだろう
本当は会う事も触れる事もできるのに
みんな「誰か」から消えるのが恐いのかな
会いたくも触れたくもないくせに
今日も 人が作った神様が
神様が作った 人の価値を
気まぐれに決めていく
「捨てる神あれば拾う神あり」なんて
人が作った神様なら そんなの捨てたっていい
そしたら 本当に側にいる神様に気づけるから
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