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いつものように
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作詞 言氏 |
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また いつものように
ちぎったパンの端っこを
おすそ分けにとひとつ投げる
また いつものように
ひとりふらっと 飛んで来る
そして いつも変わりに 置いていく
小さな羽根をひとつ 置いていく
まるで 儀式のように
まるで お代のように
怪我でもしてるみたいに フラフラと
どこか満足そうに フラフラと 飛んでいく
また いつものように
ちぎったパンの端っこを
慣れた手つきでひとつ投げると
なぜか いつもの羽根は
置いていかずに 飛び立った
まるで生まれ変わったように そそくさと
なんか嬉しそうに そそくさと運んでく
恋人でも待たせているのかな
役目でも見つけたのかな
怪我でもしてるみたいに フラフラと
どこか満足そうに フラフラと 飛んでいく
昔誰かに良い事の後には
必ず嫌な事が訪れるって
言われたっけな
もしかするとあの羽根は
嫌な事を追い払うための
おまじないだったのかな
でも きっと気づいたんだな
良い事は借金じゃないし
嫌な事は返済なんかじゃないって
もし 自分が誰かの
良い事になれたと知ったら
そんなおまじないなんて
もう どうでもよくなるから
いつもより元気に フラフラと
どこか満足そうに フラフラと 飛んでいく
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