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知らん顔
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作詞 言氏 |
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鏡の前の顔は知っているのに
それ以外の顔は知らない
人に指摘されると「違う」と振り払う
そんな顔なんか知らないから
知らないけど 警報が鳴った気がして
減点されるのが恐くて 逃げ出しただけ
決して外へは出られないルール
すべての人が同じルール
人に癖をマネされても
自分のマネなんて誰もできない
鏡に映る顔は見えても
どんな性格(ヒト)かまでは見えないから
自分がどんなヒトなのか知りたくて
無駄に好き嫌いを消費する
人と違うと「ありえない」と罵る
善し悪しなんかそこにないのに
知ってるけど そこから歩けなくなる気がして
行き止まりと言われるのが 恐かっただけ
決して外へは出られないルール
すべての人が同じルール
人がそのヒト自身を語っても
納得した事なんて無かった
そこには こう思われたいと
飾る姿しか見えなかったから
どんどん中が膨れ上がって
画面までもが飲み込まれて
どんどん外が狭くなって
思い通りになる気がした
本当は 外から見られてる顔が現実のままで
中で描く姿なんて勝手な都合でしかないのに
決して外へは出られないから
自分の顔を教えてもらう
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